国立健康危機管理研究機構(JIHS) 国立国府台医療センター名誉院長 上村 直実 医師が 2025年度(第23回)「高峰記念第一三共賞」を受賞
令和7年7月1日
国立健康危機管理研究機構 国立国府台医療センター
2025年度(第23回)「高峰記念第一三共賞」(主催:公益財団法人第一三共生命科学研究振興財団)が国立健康危機管理研究機構(略称:JIHS) 国立国府台医療センター名誉院長 上村 直実 医師と東京大学名誉教授 畠山 昌則 博士(公益財団法人 微生物化学研究会理事・同微生物化学研究所部長、北海道大学遺伝子制御研究所特任教授)に贈られることが決まりました。
「高峰記念第一三共賞」は、生命科学特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究の進歩発展に顕著な功績をあげ、現在、活発な研究活動を行っており、今後の一層の活躍が期待される方に授与される賞です。
上村医師の受賞は、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)によるヒト胃がん発症に関する研究において実施した大規模疫学調査が、現在、胃がん患者のほとんどがピロリ菌感染を基盤に発症すると考えられていることを決定的にしたこと、畠山博士と共に主導した「細菌感染がんとしての胃がん」の臨床研究などが高く評価されました。
【受賞理由】※公益財団法人 第一三共生命科学研究振興財団より
URL: https://www.ds-fdn.or.jp/
この「高峰記念第一三共賞」は、2003年に始まり、今年が第23回です。第1回から昨年までの受賞者(表)をみると、JIHSに属していた門脇孝氏や満屋裕明氏も受賞されています。さらにほとんどが山中信弥氏など基礎的研究者ですが、臨床研究からの受賞は今回の上村医師が初めてのものです。
詳細は以下のファイルをご覧ください。
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